こんにちは。

弁護士の星野です。

色んな職業の方と職業病についてお話しすることがあります。

不動産屋で働いている人は、立派な建物を見たときに建物価格や賃料が気になるそうです。歯科医院で働いている人であれば、他人の歯並びや歯の白さ等が気になってしまうそうです。消防士は新しい建物に入ったときに避難経路を探してしまうそうです(「め組の大吾」(漫画)にも書いてありました(笑))。

弁護士にも職業病があるのか考えてみると、

まず、弁護士は法律と論理を意識して仕事していますので、映画やドラマ、漫画の法律に関することで、「実務ではこうじゃない」、「法律構成がおかしい」、「論理が飛びすぎで酷い」というようなことを言ってしまうようなことが多いのかと思います。

ただ、娯楽ものはストーリーありきで作られているため、そもそも法律実務にこだわっておらず目くじら立てても仕方ないと次第に悟りますので、弁護士になりたてのとき新人時代の方が過敏な気がします(だんだん、どうでもよくなってくるような気がします。)。

また、弁護士は、その人の話が信用できるのか、証明できるのかを意識しながら話を聴くので、ニュースを見たり、友人の話を聞いているときも、話を鵜呑みにせず、裏付けがあるのか、虚偽供述の動機がないのか等を考えてしまうと思います(弁護士は簡単に騙されないのかもしれません。)。

なお、今回の記事における職業病とは、「仕事のときに意識している考え方等が日常生活に影響してしまうことをいう」と解しています。

曖昧な言葉を定義付けしないと気持ち悪くなってしまうのも弁護士の職業病です(笑)。

 

 

 

 

 

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